笠岡市の集落営農組織は現在2つあり、いずれも耕作放棄地が増えてきて地域の景観整備が目的で組織が立ち上げっています。いずれも立ちあがって3年未満ということもあり、その組織と経営基盤強化が大きな課題となっています。
また、集落営農組織と言いながら、これまでのサーラリーマンのリタイヤ組が営農組織を立ち上げたケースで、集落との関わりは、営農組織との関わりよりも構成員個人との関わりによるものが強いということが言えます。
まだまだ、集落の中での耕作放棄地の問題や農業後継者の問題がさほど重要視されておらず、営農組織の地域への想いがそれほど集落に理解されていないのが現状ではないでしょうか。また、これまで地域で頑張ってこられた個人営農者との農業への意識の違いも大きく相互の理解を深めることも大きな課題と言えます。
そこで、営農組合がこれまで独自に取り組んできた耕作放棄地解消の取り組みを今後推進し、経営基盤を強化する為には、集落の中で営農組合活動の認知ということが今更ながら必要となってくるのではないかと考えます。そして営農組合としての地域への貢献度が集落での評価につながるものと思います。
今後、営農組織の持続可能な経営により、景観整備がすすみ、雇用の拡大がおこなわれることにより地域への貢献に繋がることに大きな意義があると考えます。
集落営農組織
・奥山営農組合(新山地区)
・おおど農事組合(東大戸地区)
・大島まちづくり協議会(大島地区)設立準備中
集落営農組合が今後行う事業
・耕作放棄地解消による集落景観の整備
・今後継続的な営農作業を効率化させるための農地基盤整備(基盤整備事業活用)
・耕作放棄地になる前での対策(営農サポーター:地域の情報収集・蓄積)
・米以外の高値で販売できる品目の研究・栽培
・集落で取り組む都市農村交流(地域のブランド化)・・集落営泊の取り組み(民宿業)
・集落サポートとしての各種取り組み(物販機能・食堂機能・特産品開発機能)
2015年9月9日 土倉記念館・土倉邸
2015年9月1日 土倉記念館 新山地区では毎月1日・15日の2回地域の方々を対象に新山食堂をオープンしています。
2015年7月20日 流しそうめん大会を新栄会が実施。